Tongaliスクール2025:デザイン思考編

名古屋大学 主催:Tongali
開催日時 ※ このイベントは終了しました
日時: 2025年09月09日-2025年09月10日(火)
時間: 13:00-17:00
開催場所
名古屋大学 Common Nexus
464-8601
愛知県名古屋市千種区不老町 Common Nexus
https://comone.thers.ac.jp/about/
対象
大学生・大学院生・ポストドクターなど

実践的な学びで、アイデアをアクションに変える力を。

開催案内(PDF)

DESIGN JAM ~ ComoNeを舞台にデザイン思考でプロジェクトを立ち上げる手法を仲間と学ぶ2日間の実践ワークショップ

このワークショップは、デザイン思考を学び、実践することで、課題解決の具体的な手法を身につけることを目的としています。
日常の学生生活に潜む課題に目を向け、参加者自身がその課題を発見し、デザイン思考の5つのステップ(共感・問題定義・創造・プロトタイプ・テスト)を体験しながら、具体的な解決策のアイデアをチームで形にしていきましょう!

 こんな人におすすめ 
  • デザイン思考のプロセスを体験し、実践的なスキルを身につけたい学生の方
  • 学生生活や身の回りの課題を解決する新しいアイデアを生み出したい学生の方
  • 将来的に起業を考えている、または興味がある方

開催情報

2025年9月9日(火)・10日(水) 13:00~17:00 ※ 12:30受付開始

【場所】 名古屋大学 東山キャンパス Common Nexus LOAM HALL
(愛知県名古屋市千種区不老町)
【対象】 大学生・大学院生・ポストドクターなど
【定員】 先着50名
【参加費】 無料
【応募締切】 2025年9月8日(月)正午

講師

加藤翼 講師

加藤かとう つばさ 氏

株式会社ロフトワーク シニアディレクター
BUFFコミュニティマネージャーの学校 創設代表

略歴

1990年千葉県柏市出身。「共創」をテーマにしたコミュニティマネージャーとして、他分野のコミュニティを横断する事業を多数手がける。早稲田大学で哲学を専攻後に、外資系コンサルティング企業に勤務。デザインスクールを経て、株式会社ロフトワークに入社。100BANCH、SHIBUYA QWSの立ち上げに携わる。2017年 株式会社qutoriを創業。コミュニティマネジメントに特化したプロフェッショナルファーム「BUFF コミュニティマネージャーの学校」、ブランドを応援するポップアップメディア&コミュニティ「POPAP」、南麻布に位置するCafe&Gallery「muun」を運営する。

タイムライン

Day1  ユーザーを深く理解し、課題を発見する

イントロダクション

  • ワークショップの目的とデザイン思考の基本を学びます。

チームビルディング

  • 仲間と打ち解け、チームで課題に取り組みます。

共感と課題発見

  • 身近な課題に目を向け、テーマを選定します 。
  • 選んだテーマの当事者(ユーザー)の気持ちに寄り添い、具体的な人物像(ペルソナ)や関係性を可視化します 。
  • 簡単なリサーチやインタビューを通じて、ユーザーの抱える本当のニーズや解決すべき課題の種を見つけ出します 。

進捗共有と振り返り

  • 各チームの発見を共有し、1日目の学びを整理します。
Day2  アイデアを形にし、未来への一歩を踏み出す

問題定義とアイデア創出

  • 1日目で見つけた課題を元に、取り組むべき問題を明確にします 。
  • 定義した問題に対して、チームで自由にアイデアを出し合います 。

プロトタイピング

  • 数あるアイデアの中から有望なものを選び、実際に「見える形」「体験できる形」にします 。
  • 紙や粘土、寸劇など、様々な方法でアイデアを具体化します 。

発表とフィードバック

  • 作成したプロトタイプを発表し、他の参加者から意見や感想をもらいます 。
  • フィードバックを元に、アイデアをさらに良くするためのヒントを得ます 。

全体の振り返りとクロージング

  • 2日間の学びを共有し、今後のアクションへ繋げます 。

受講申し込み

申込期限: 2025年9月8日(月)正午 → 締め切りました

開催レポート

今回のワークショップでは、デザイン思考の5つのステップを実際に体験しながら、日常生活に潜む課題に対してチームで向き合い、解決策を形にしていくプロセスを学びました。
特に印象に残ったのは、「問題定義」のステップです。ただ目の前の課題に対して解決策を考えるのではなく、「本当に解くべき問題は何か」を捉え直すことの難しさと奥深さを実感しました。「人はドリルが欲しいのではなく、穴が欲しい」という有名なたとえ話はこれまでも耳にしていましたが、実際に自分で再定義しようとすると、一筋縄ではいきませんでした。複数の角度から検討することで初めて見えてくる気づきも多く、問題定義のプロセスの重要性を改めて理解しました。また、このステップはその後のアイデアの方向性を大きく左右するため、チームや個人の価値観が反映されやすく、独自性が生まれる面白い段階でもあると感じました。
チーム活動では、即席で組んだにも関わらず、大学生活における共通の小さな不満を共有する中で、自然と共感が生まれました。普段何気なく利用しているサービスも、こうした日常の些細な不満を出発点に生まれたのかもしれないと考えると、身の回りの課題に目を向ける視点の大切さを改めて実感しました。
最終発表では、アイデアを「寸劇」を交えて表現するという点が新鮮でした。実際の利用シーンを演じることで、抽象的なアイデアに具体性が加わり、聞き手に伝わりやすくなりました。短時間でのプロトタイプ作成は難しかったものの、中にはWEBサービスとして形にしていたチームもあり、その完成度の高さに大きな刺激を受けました。また、発表時には想定していなかった質問を受け、自分たちのチーム内では出てこなかった新たな視点に触れることができました。他者の意見や外部のフィードバックを早い段階で取り入れることの重要性を、実体験を通して学ぶ機会となりました。
今回のワークショップを通して、課題解決のためのアイデア創出の方法、特に課題の捉え方の「思考の型」を学びました。今後も日常の本質的な課題に目を向ける意識を持ち続けながら、自分なりのアプローチで価値を生み出していきたいと思います。

名古屋大学 大学院経済学研究科 1年 國分 悠善

主催 Tongali

主幹機関: 名古屋大学
共同機関: 豊橋技術科学大学、名古屋工業大学、岐阜大学、三重大学、名城大学、中京大学、 藤田医科大学、名古屋市立大学、岐阜薬科大学、愛知県立芸術大学、椙山女学園大学、 愛知県立大学、 光産業創成大学院大学、南山大学、 静岡大学、 浜松医科大学、 豊田工業大学、 金城学院大学、静岡理工科大学、中部大学、名古屋外国語大学、静岡県立大学、 名古屋経済大学、名古屋国際工科専門職大学、名古屋商科大学、日本福祉大学

お問い合わせ

名古屋大学 Tongali事務局 [メールフォーム]
〒464-8601 名古屋市千種区不老町 ナショナル・イノベーション・コンプレックス(NIC) 3階 311号室
TEL: 052-747-6490