Tongali × トランコム
Tongali x TRANCOM

Tongali を通じた交流が社内にポジティブな影響を与えています。

トランコム株式会社
代表取締役 社長執行役員

武部 篤紀
 Atsunori Takebe

https://www.trancom.co.jp/

1974年、愛知県生まれ。1997年に慶應義塾大学理工学部を卒業後、トランコムに入社。 ロジスティクス部門、経営企画部門を経て、 2015年に海外担当執行役員として中国に赴任。2017年に日本に戻り日本国内と海外でのオートモーティブロジスティクスの事業化を牽引。2022年より社長就任、現在に至る。

―先日は、Tongali初となる高校生向けイベント「Tongali-Juniorコンペティション:物流の課題解決 *」にご協力いただきありがとうございました。

武部:こちらこそありがとうございました。私たちにとってもこのような試みは初めてだったのですが、とても楽しく、学びが多い体験となりました。斬新なアイデアがたくさん出てきてすごく刺激を受けましたし、高校生のみなさんの熱量に感動しました。
昨年は、サポーター企業として Tongaliビジネスプランコンテストやアイデアピッチコンテストにも参加させていただきました。参加したメンバーからは「どのアイデアも興味深く、時間が経つのが早かった」「また参加したい」とポジティブな感想が届いています。

―Tongaliにご支援いただいたきっかけは。

武部:地元教育機関への支援を考えていたところ名古屋大学特定基金大学発ベンチャー応援事業を知り、寄附を申し出ました。金銭的支援だけではなく、学生やスタートアップと関わりながら一緒に地域を盛り上げるという姿勢に魅力を感じたのが寄附を決めた理由です。
幸いにも、弊社にはプロフェッショナルと呼べる人材がたくさんいます。一方で、プライドを持って働いているからこそ、「こうあるべきだ」と視野が狭まってしまうこともあると思うんです。Tongaliでの、年齢や立場を越えた出会いを通じて、新しい視点や柔軟な考えを知るきっかけになってくれたらうれしいと思っています。

―今後、Tongaliに期待することは。

武部:コロナ禍も落ち着きましたので、リアルな交流が増えることを期待しています。また、Tongali-Juniorコンペティションのような、学生が社会の実態を知る・考える機会にも携わり続けられたらうれしいですね。物流業に興味を持ってほしいという気持ちもありますが、たとえそうでなくても、社会に目を向ける機会は将来の選択に必ず役に立つものだと思いますので、微力ながら、学生が将来を考える際のヒントやきっかけづくりに尽力できたらと思っています。前回は高校生が対象でしたが、現役大学生との交流の機会も楽しみにしたいです。
また、弊社が築いてきたノウハウや考えが役立つシーンがあれば、ぜひ活用してほしいです。例えば、マネタイズに悩むスタートアップは少なくないと思いますが、地元企業の先輩として我々が応援できる部分があるかもしれません。どんな関わり方も大歓迎ですので、遠慮なく声をかけていただけたらと思います。

* トランコム全面協力のもと、「コロナ禍で EC 市場の急成長に伴い、大きく変化している物流(陸運)」をテーマに、「社会課題の発見と解決方法の着想」「仮説検証とビジネスプレゼンテーション」「Tongali-Junior コンペティション」を 3日間にわたって実施。武部社長はプレゼンテーター・審査員として参加。

Writer: 石原由加里 https://sunari.jp/
Photographer: 山本章貴